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  アトピー性皮膚炎の漢方治療


アトピー性皮膚炎は、治療法に迷う人が多いが、最近は、選択肢の一つとして漢方治療が普及しつつある。アトピー性皮膚炎の漢方治療を実践している田中医院(東京都)の田中盛久院長に聞いた。

●ステロイドへ抵抗感

 アトピー性皮膚炎は、アレルギー性の皮膚疾患で、アレルゲン(原因物質)は、ハウスダストをはじめ、カビ、花粉、食物などさまざまだ。
 アトピー性皮膚炎の治療は、まずアレルゲンを究明して取り除くのが第一歩となる。それとともに薬物療法が行われるが、一般に、ステロイド軟こうや免疫抑制剤、抗アレルギー剤が用いられる。  「ステロイド軟こうは、的確に使えば問題はないのですが、使っているうちに、皮膚が薄くなる、毛深くなる、色素沈着が起こるなどの副作用があります。そのほかにも、2次感染を起こしやすくなることや、中止したときに悪化するリバウンドの問題があります」と田中院長。
 このため、ステロイド軟こうには拒否反応を示す人が多い。そこで田中医院では、ステロイド軟こうの使用量減少を目的に、漢方治療を導入している。
 「漢方薬は、皮膚の炎症を抑えることと、皮膚の防御力を高めることの2つの処方に大別できますが、どのように用いるかは患者の体質によって異なります」
●長期間の服用が必要

 皮膚の炎症を抑える処方薬としては、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、温清飲(うんせいいん)、柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)が代表的だ。
 一方、皮膚の防御力を高めるには、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)、小建中湯(しょうけんちゅうとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などが用いられる。
 「こうした漢方治療によって、ステロイド軟こうを、軽症の人は中止でき、重症の人は中止できないまでも量を減らすことができます。漢方薬は、体質の改善を図るものなので、子供では年単位、成人でも最低6カ月以上は服用する必要があります」
 長期服用で気になるのが副作用だが、体質に合った漢方薬なら副作用はまずない。問題なのは、素人判断でステロイド軟こうを中止してしまう人がいること。
 「ステロイド軟こうを急に中止すると、リバウンドで入院を要したり、白内障を起こしたりすることがあります。漢方治療を希望する人は、市販の漢方薬に頼らないで、掛かり付けの医師に相談して下さい」と、田中院長はアドバイスしている。

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